昭和二十五年二月二十八日 講話(17) 光録17

〔 質問者 〕素盞嗚尊が退治した八岐大蛇は霊的にいかなる意味がございましょうか。

【 明主様 】 八岐大蛇についてはいろいろ説がありますが、霊的に言うと悪魔の巨頭ですね、八岐大蛇と邪鬼と、それから金毛九尾の狐とが兇党界の親玉だとされてますが、これは本当ですね。それが世の中を乱し自分の天下にしようとしてさかんに活躍したしいまでも活躍してるんですね。そしてそういうのには眷族が何億っていますからね、それが一人一人の人間にかかってるんです。それがちゃんと本元から霊線で繋がっていて、その人間に悪いことをさせようとするわけなんです。この三つの親玉にもそれぞれいろいろと性格って言いますか、役目って言いますか、そういうものがあるんです。八岐大蛇は戦争が好きなんですね。で、戦争なんかの場合にその眷族が、例えばヒトラーだとか東条だとかにかかって戦争をやらせるんですよ。それから邪鬼ってのもたしかにあるんで、「ユダヤの鬼」って言って、多くユダヤ民族を利用してやるんです。これの眷族のついている人は顔を見ると判りますがね、これはあまり詳しく言えませんが、まるで鬼の顔をしてますよ。そういう人がたくさんありますね。金毛九尾の狐は女にかかるんです。昔、支那の皇后で、女の腹を割いて子供をえぐり出したってのがいましたが、あんな残虐なことが好きなんですね。個人個人でみるとあのパンパンガールなんてのには金毛九尾の狐の眷族がついてるんです。ああいうふうに世の中を堕落させ、頽廃させることがとても好きなんです。あんなのはさかんに男を堕落させようとするんですが、みんな金毛九尾から霊線によってそうさせられるんですよ。花柳界の女や夜の女なんてのには、すべてこの霊線が太く繋がっているんですね。

 人間ってのはね、そういうのと本守護神とが始終戦っているんですよ。ところがその人の霊が曇ってると、金毛九尾や邪鬼なんかのほうが勝っちまって、そこで悪の御用をすることになるんです。

「『御光話録』十七号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和25年02月28日