昭和二十五年二月二十八日 講話(13) 光録17

〔 質問者 〕人間は死ぬ直前に病状が一時よくなりますが、これはどういうわけでしょうか。

 これは霊が抜けるんですよ。そして霊が抜けるとずっと楽になるんです。楽になるって言っても、気の抜けたようなあまり活気がない状態ですが、ひどい苦痛はなくなるんです。ちょっと見ると治るように思えますがね。よく「台風来らんとして風静かなり」とか「嵐の前の静けさ」とか言いますがね、すべてああいったものなんですよ。

「『御光話録』十七号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和25年02月28日