昭和二十五年一月二十日 講話(37) 光録16

 〔 質問者 〕三一歳の婦人、本年七月ごろより結核症状の御浄化をいただき御浄霊により一時よくなりましたが、最近再浄化をいただき衰弱し食欲はあまりなく脈は一四〇ほどあります。御救いをいただけましょうか。

 どうも結核はよく再浄化するんでね、たいていこのときが危いんですよ。これも衰弱の程度によりますが、ひどくなると駄目ですね。で、こんなのの急所は一カ所や二カ所じゃなくてほうぼうにあるんです。一番の原因は右の延髄ですね、ここが浄化すると熱が出る、そうすると衰弱する、衰弱は熱のためですからね。それから首、喉の辺の淋巴腺ですね。また頭のここ(脳天)のこともあるし腋の下、肩、腎臓、それから股なんかですね。股に熱が出てそのために咳の出ることもありますよ。以前そんな人がいたのであんたの肺病は股だ、股に肺がついてるって言ったもんですよ。そういう急所を浄霊すると熱は下がるもんですよ。
  

〔 質問者 〕その人も御浄霊いたしますと熱はいったん下がりますが、また上がってまいります。

 はあ、それは急所を外れてしまうんですね。急所をやるとじき楽になるんですよ。それから浄霊するとかえって咳がよけい出る人がありますが、これは見当違いの浄霊の場合がよくあります。例えば咽喉に原因があるのに肩を浄霊すると肩が浄化してきて、それがまた咽喉に移るためによけい咳が出るんです。平均浄化ですね。だから、浄霊しても熱が下がらないとか咳がふえるとかいう場合は見当違いじゃないか考えることですね。ふつうは浄霊すれば熱も下がり食欲も出てくるもんですからね。