昭和二十四年十月二十五日 御講話(10)  地天09 「妙智之光」

〔 質問者 〕動植物の病気もやはりそれぞれの霊の曇りの浄化作用なのでしょうか。また動物の霊界においては霊の向上などにより変動があるものでしょうか。

 この場合獣類、学問上は人間も動物にしているが、動物と植物とは違う。植物には浄化はない。なぜかと言えば罪を犯すことはないからである。下等動物ほど罪はなく、罪は人間だけである。人間は自由を与えられている。自由があるから地上の経綸ができる。獣類とても人間は自由に使える。植物には浄化作用がないが、黴菌や害虫が発生するのはなぜかと言うと、植物は人間に支配されているから人間の罪が植物に反映し、害虫などが発生する。松食い虫なども人間が霊界を曇らすからである。すべて地球上あらゆるものは人間本位である。一家が栄える場合とか徳を積んでる人の庭先の樹木は勢いがよい。であるからその屋敷の樹によってその一家の盛衰が判る。松は一番感受性が強い。従って木には霊の向上などない。いっさい人間しだいである。

「『地上天国』九号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年10月25日