〔 質問者 〕私の主人は昭和一九年戦死し末子でしたので、まだ分家の形はとっていませんが戸籍上分家しています。いま私は里に帰っておりますが主人の霊は私のほうでお祀りしたほうがよろしいでしょうか、または本家でお祭りしておればそれでよろしいでしょうか。また主人の遺言では私に独身で分家を立ててほしいとのこと、みんなはそれに不賛成です。遺言を守らねば霊は満足しないでしょうか。
両方で祀らなくてはいけない。たとえ何年でも夫にした以上そうすべきである。祭り手は多いほどよい。祭り手が多いと霊界で霊の向上が早い。また遺言でも可能なものは実行すべきだが、無理や間違った遺言は守らなくてもよい。要は正しいことなら恐るるところはない。
「『地上天国』八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年09月25日