昭和二十四年八月三十日 講話(1)  地天07 「妙智之光」

〔 質問者 〕千手観音様の御頭の上にお顔が見えますがなにを意味しているのでしょうか。

 仏であり、阿弥陀如来である。実を言うと阿弥陀は観音の母になる。神仏は人間と違って親子夫婦など、場合によりいろいろにかわる。千手観音の頭は十一面観音と同じで、前三面は慈悲、横三面は憤怒、他の三面が勇気、後方一面が笑いである。阿弥陀は日光菩薩の場合観音は日になるから、この場合夫婦にもなる。本当言うと達磨は阿弥陀の化身であり、月の字を略すと「  」となり、ダルマの形である。西王母の園の三千年の桃の実が観音である。故に西王母と観音は親子となるので、観音は桃太郎にもなって鬼ケ島征伐するのは邪神を平らげる働きである。また釈尊は観音を生んだので母にもなる。

「『地上天国』七号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p55」 昭和24年08月30日