昭和二十四年八月二十一日 講話(25) 光録11

〔 質問者 〕私の実家の兄は気が違って間もなく死亡いたしましたが、気が違う前に私生児を生みそれを殺して庭に埋めて隠しておりました(後に掘り出しました)。そのためか実家の長男は死亡し、嫁に行った長女も死亡いたしました。光明如来様をお祀りいたしたいと存じますが、実家の妹が観音様に大反対で困っております、御守護をお願い申し上げます。

 これは、その家の人が一人でもこの信仰に入って徳を積んで、光明如来様をお祀りすればだんだんよくなりますよ。これはやはり祟ってるんですね。体は掘り出しても、霊は地縛の霊となり、永い間そこにいて祟りますからね。一人で淋しいもんで、友達が欲しさに自分の所に連れて来るんですよ、それで死ぬんです。御光りによれば地縛の霊の成仏が早くなりますからね。成仏してしまえばいいんです。地縛の霊はその土地には三○年間はいるって言いますがね……
  

〔 質問者 〕ちょうど三〇年経ったところでございます。

 じゃあ、もうそろそろ原則から言えば遠のくわけですがね。……しかし、その霊の執着にもよりますからね。それにこんなのは永いですよ、人を殺してますからね、その罪によって永く苦しむんです。そして、よくこの霊を供養してやったり、子孫が徳を積むとこの期間が早くなるんです。私なんかが行くと一遍ですよ、光によってね……

「『御光話録』十一号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日