〔 質問者 〕五六七の語源について御教えください。
これは私がもういろいろ書いてますがね。まあ、重ねて説明すると、五は火、六は水、七は土で、それらの順序正しい世の中を五六七の世というんです。で、夜の世界では五っていう火が隠してあったんです。だからいままでは六七五、あるいは七六五だったんですね。それが昼の世界になるにつれて五六七となるんです。ちょうど日食のときの順序ですよ。
それで、まあこれは私何遍も言ったことですが、まだ聞いてない人のために言うと、ある日、お釈迦様が非常に憂鬱な顔をしておられた。そこで阿難尊者が「たいへん御気分がおすぐれにならないようですが、なにかあったのでございましょうか」と訊ねたら、「いや、私は仏は滅するということを知らされた。私がこう苦心して作った仏法も滅びる時が来るのかと思うとがっかりした」と言ったんです。それから、法滅尽経を説き、弥勒出現成就経を説いたんで、仏滅後弥勒が下生して世を救う、それは五十六億七千万年後だと説いたんです。
ところが実際として、そんなに長い先を予言するなんてことはないし、本当にそれだけ先のことを予言するのだったら頭がどうかしてる人ですよ。予言というものは数千年より上は無駄なんです。だからキリストが二千年後に再臨すると予言したのはちょうどいい……ちょうどいいって言っちゃおかしいが、ま、人間が覚えてられるんですね。だから、五十六億七千万年っていうのも数字を表わすためにそう造ったんだと思いますがね。また、本当のことを言うのは具合が悪いんですよ、やはり「釈迦に提婆」で、悪魔が始終邪魔しよう邪魔しようとしてますからね。実際、お釈迦だけじゃなくて、私にも提婆がいろんな手段で邪魔してますよ。昨日なんかもやって来ましたがね。こんなのは何十年もやってるんですが、年々悪魔の力は弱まりつつあるんです。以前にはそうとうやられたもんですが、年々神様の力が強くなってきたので、今度も悪魔はそうとう大規模にやったけど、こっちにはいっこう影響がなかったんです。
現にこの間の晩は「社会悪は宗教によって根絶できるか」っていう街頭録音〔長野市〕がAKから全国に放送されましたね。あれは肝心な所は抜かれてるんですよ。本当は観音教団のいい宣伝になっていたんですが、放送局のほうで観音教団の宣伝になってる所をみんな抜いてしまったんですよ。悪魔が放送局に働いたんですね。こんなふうに始終いろんなことで邪魔してますが、まあ、もうたいして長いことはないから、いまのうちにいい気持ちにさしてやればいいんですよ。(笑声)……