昭和二十四年七月三十日 講話(50) 光録09

〔 質問者 〕六九歳の女、昭和二一年ごろから眼がかすみ始め、医師は底翳と申し、しばらく前より御浄霊しておりますが、まだ別に変わりはありません。いかがでしょうか。

 眼薬ってのは固めますからね、一滴さしても固まるんです。この道の信者以外なら、まずふつう眼薬を使いますからね。眼の固まったやつはなかなか溶けないんです。医学では眼玉をくり抜いて裏をはがしてからまた入れて、医学の驚異的進歩って言いますがね……

 御浄霊は前だけでなしに、後ろから眼を狙ってやることが大切です。そして目脂や涙が出だしたらしめたもんですよ。それから眼の上が肝腎ですね。毒素は眼の後ろ、延髄の所から前にきて眉毛の上に出て、それから眼に下がるんですからね、眼の上は肝腎です。やってみて、眼の上が触って熱くなればしめたもんです。
 また、霊的な原因のこともありますがね。しかし霊的のは若い人に多いんで、年寄りにはあまりないですよ。で、これはたいてい蛇で、蛇を殺すとき頭を砕き眼玉も一緒に潰してしまうんで、それが憑くんですよ。この人はまあ年寄りだから、霊的とは考えられませんね。憑くんならもっと若いうちに憑くもんですよ。

「『御光話録』九号、19490730、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年07月30日