昭和二十四年七月三十日 講話(34) 光録09

〔 質問者 〕二八歳の男、一昨年暮れより胸を病み、気胸療法を一〇回やりましたがよくならず、たまたま昨年三月御浄霊により快癒し、さっそく入信して教導師となり御奉仕させていただいておりましたが、本年一月より御浄化をいただき咽喉が痛く唾も楽に飲みこめず、食欲も皆無で毎日生卵一個がせいぜいで、毎日一升くらいのヌラが出ますがそうとう衰弱が昂じております。お救いいただけましょうか。

 これは再浄化ですね。医学で固めたのが浄化してある程度溶けると非常によくなりますがね、よくなるほど前に固めた毒が浮いて来るもんだからそれが浄化するんですね。この再浄化のときは厄介ですよ、衰弱しますから厄介なんです。この衰弱のために駄目になることがありますからね。まず、一番の急所を見つけることですね、たいていこれなら首筋にありますからね。それからね、肩、背中、腎臓の下のほう、股、こんな所に必ず固まりがありますから、それを見つけてやるんですよ。一番熱の出る所を見つけて浄霊するとずっと楽になりますよ。唾を飲み込むと痛いってのはヌラや痰が咽喉を通るときに、その毒のためにいわゆる「カタル」になってブツブツができるんですよ、それに沁みて痛むんですからヌラや痰が少なくなってくれば治りますよ。こういうのは衰弱を増さないようにしてやることが大切です。そして早く峠を越さなければいけません。まあ、だいたい一番の急所は首筋にあるでしょう、だからそこをやってみて額の熱が下がればそこが急所ですからね、それから第二、第三の急所を見つけてゆくんですが、これはなかなか馴れないとね、……まあね、額が冷たくなり熱がなくなれば恢復期に入ったと思っていいですよ。

「『御光話録』九号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年07月30日