昭和二十四年七月三十日 講話(32) 光録09

〔 質問者 〕私は御浄霊によりまして苦しんでいた重病が全快し、教導師として働かせていただいております者でございますが、最近何度も盗難に遭ったにかかわらず全部直ちに発見されて無事であり、御守護を厚く御礼申し上げます。

 先日私の工場の動力機が故障しているというので私が行って覗いた瞬間、轟然と爆発し、その小屋は粉微塵となり跡形もなくなりましたが、私はその場で意識を失って倒れてしまいました。しばらくして気がついてみますと、驚いたことには私の体にはなんの障りもなく、かすり傷一つ負っていませんでした。まったく不思議と思うほかはございませんが家の者は未だによく判りません。ところが去る四月三日朝、私の製材所と本宅が全焼してしまいました。これはどういう意味でしょうか。

 それほどの奇蹟を見せてもらいながら家の人が判らないからですよ。まあこういうのは罪穢れがあるんだから、大いに罪穢れを取らなくちゃいけないんです。神様が罪穢れを取るために焼いてくださったんだから、「結構だ」って言っちゃなんだが、本当は結構なんです。むしろこんなのは祖先の霊がやってるのかもしれませんね。あの手この手でいろいろなことをやられるんですよ。結局、頭を下げねばならないことになるんですから、早く下げた者ほど得ですよ。

「『御光話録』九号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年07月30日