〔 質問者 〕(一)先祖の法事をするのは祖霊を慰めるゆえ善いと聞いておりますが本教の信者はいかなる方法でしたらよいでしょうか、従来通りでよいものでしょうか。また過日岡山県で次のようなことがありました。先祖の法事に際し墓参りに行く途中自動車が断崖より転落して一人は死亡し、僧侶は左手切断、他の人も全部負傷し、一五名中本教の信者のみ一人無事でありました。なにか霊界からの暗示を受けたように思いますが、法事の際かかる惨事が起きるということは、なにか祖霊の気に入らぬことでもあるのでしょうか。
(二)新しく別家した場合仏壇をお祭りするにはいかにしたらよいのでしょうか。いままでの習慣を排して観音様と位牌だけをお祭りしたらいけないのでしょうか。
(三)最近各地において頻々として火災がありますが霊界の浄化の移写とみるべきでありましょうか。
(一)法事するのはいままで通りでただ善言讃詞を奏げればよい。霊によってはお経を嫌うのがある仏滅になって来たからでお経は夜の時代の言霊であるから逆になる。善言讃詞は昼の世界の言霊で仏滅後の働きであるから気持ちよく救われるわけである。坊さんの災厄も浄化作用であり他の人は御守護がないためにみんなやられた。五六七教会の人は御守護があるため救われたのである。
(二)これでも本当はよいがなにかの場合にお寺に厄介になることもあるから縁を切らないでおく程度にしておくほうがよい。
(三)無論災難も浄化作用で病気だけが浄化作用ではない。火事なども物質的浄化作用である。その家で汚れたことをしたり家を建てるとき汚れた金をもってする場合、物質が汚れているため浄化が強くなったとき焼失することになる。よく城が焼けるがこれなど戦ったりなどして汚れているので浄めねばならぬからである。と言っても最善の注意はすべきである。