昭和二十四年七月三十日 講話(16) 光録09

〔 質問者 〕私の父は教修をいただいておりますがとても不熱心で、私は先日仏壇に向かって「どこか私に間違ったところがありますのならば、どうかお知らせください」と泣いてお願いして寝ましたところ、その夜は眠れず、翌朝いつもの通り早く起きてごはんをたいている最中、うつらうつらと眠ってしまい夢を見ました。その夢では眼の前に階段がありそれをずっと上って行くと、上りきった所に二人の神様がおられ、白装束白頭巾で一人は立ち一人は坐り「ほめてつかわす、よくやった」と申されました。いかなる神様のお知らせでしょうか。

 これは御先祖で、霊界で神格を得て下の位の神様になった人なんです。この人の信仰が非常に熱心なので、御先祖が喜ばれたんで、たいへん結構なことです。

 白装束、白頭巾っていうのはね、神主の服装なんです。そして神主もそうですが、白が一番下で、だんだん青、紫っていうふうになって行くんです。霊界でもそうなんですね、一番上は紫なんです。ごく高いと、これは神主にはないけど、紫なら紫に金糸や銀糸でいろいろの模様がしてあるんです。これから現界にもできますよ、私はいまにこしらえますよ。……冠には宝石や金銀をちりばめるんです。これは私、神様から知らされたんですがね。五六七の世っていうのは、つまり「真善美」の世界ですからね、これから見るといまの人の服装なんか穢いもんですね、まったく地獄ですよ。五六七の代になれば、男でも刺繍なんかのついた着物を着るようになりますよ。

「『御光話録』九号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年07月30日