昭和二十四年七月十三日 講話(4) 光録13

〔 質問者 〕「霊の曇りが肉体に反映して病気が発生する」と伺っておりますが、現代医学において赤痢、コレラ、チフス、梅毒、結核等々と分類されているごとく、霊の曇りもこのように分類せられているのでしょうか。

 これは勿論そうであって、霊の曇りにも種類があって、それぞれの黴菌が働くんです。で、いつも言っている通り、黴菌は血液中の毒素を食って殖えるんですからね。だから、その毒によって黴菌も違ってくるんです。それ相応に違ってくるんです。だから国によって伝染病も違いますよ。英国には伝染病のないものもありますからね。チフス菌を実験しようと思っても菌がないんで、よそから持ってくるそうですよ。これなんかはチフス菌の必要がなくなったってことなんですよ。

 すべて地球上にあるものはなにか必要があって存在してるんです。だから、大昔にはいまいないような猛獣毒蛇がいたに違いないんです。それが時が経つに従ってなくなってしまったんです。蒙古辺りには恐龍なんかがいたんでしょうね。先だってもヒマラヤで恐龍の生きてるのを見たと言われてますね。こんなのも昔は必要だったが、いまはその必要がなくなったためにいなくなったんですね。で、大きい生物もそうですから、同様に小さい黴菌のようなものもそうなんです。だから、人間の血がきれいになれば黴菌もなくなりますよ。ところが必要性が発見されないと、人間は「不必要だ」と言うもんでね……

「『御光話録』十三号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年07月13日