昭和二十四年五月三十日 講話(34) 光録08

〔 質問者 〕霊界は天国、八衢、地獄の三段階に分かれ、その各々が六〇段に分かれ、合計一八〇段になっており、これを霊層界という……と御著書に拝見いたしますが、これを現界に当てはめ、現界的、物質的に表現いたしますとどのようになりましょうか。

 これは、現界もそういうことになってるけど、霊界ほどきっちり行かないんですね。それでも終戦前は割合はっきりしていたんだけれども、終戦後は民主的になったのでよほど違ってきてますがね。まあ、いま、食糧不足だとか、就職難だとか、病気だとかで困っているのは地獄に相応しますね。それから、どうやらやってるけれどもたいして仕合せでもないっていうのが八衢ですね。そして、こんな時勢でもかえって物質も豊かで健康で、なんてのは天国ですね。その中でもまたいろいろ段階がありますが、まあそんなふうに解釈すればだいたい合ってますね。私らは天国のだいぶ上のほうですね。思うことがなんでもその通りに行きますからね。
   

〔 質問者 〕現界は天国的世界と地獄的世界と入り乱れておりますが、霊界ではこれが整然としているのでしょうか。

 ええ、霊界はきっちりしてますよ。それでもここ何千年の間やはり乱れていたんで、いま、整理を始めたところですがね。そうは言っても現界とはぜんぜん違いますよ。だいたい整っているんですね。

「『御光話録』八号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年05月30日