昭和二十四年五月三十日 講話(27) 光録08

〔 質問者 〕生まれ年、生まれ月がその人の運勢、性格に関係あるのはなぜでしょうか。

 人間には気がつきませんがね、あらゆるものには波みたいに変化があるんで、その年ならその年の「気」を受けるということになるんです。一年の気候にも春夏秋冬があり、月にしても雨の多い月、少ない月があるし、また日によっても違いますからね。これと同じように波があって、霊的にその時の霊気を受けるという関係もあるんです。それから数の関係もありますね。私は一二月二三日に生まれたんですが、二二日が冬至ですからね、春分に変化し始めるのは二三日が本当なんで、最初暦を作るときに二三日を元旦にするはずだったそうですが、なにかで一週間延びたんだっていう説がありますが、これなんかおもしろいですね。二二日は日が一番短いんでね、二三日に生まれたっていうのは、これから春になるっていうそこに働きがあるわけです。まあ、皇太子様も同じですよ。けれども、これはきっちり決まってるというものでもないんです。ある程度の影響を受けると言った程度でしょう。太閤秀吉は一月一日に生まれたから出世したって言われてますが、一月一日に生まれた人はほかにもたくさんあるんですからね。で、私は午の年の午の月の一日に生まれたんですが、この人は将来必ず人の頭に立つ人だって言われたもんですが、なるほどこれは当たってると思っているんですよ。
 ちょっとおもしろい話があるんですがね。昭和五年の五月五日、この日は午の年で午の月で午の日になるんです。五は火で午ですからね。五、五、五でまた午、午、午となった日はないらしいんです。そこに私の霊的意味もたいへんあるんですが……その昭和五年五月五日の正午に私がおもしろい格好で撮した写真がありますから見せて上げましょう(一同右の御写真を拝見、筒っぽのお帽子をお召しになられたお姿)。

「『御光話録』八号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年05月30日