昭和二十四年五月三十日 講話(17) 光録08

〔 質問者 〕霊統によって罪穢れの軽重があるでしょうか。また、仏滅は霊統にいかなる影響を与えるでしょうか。

 霊統による罪の軽重ということはありますね。この霊統とは祖先からずっと続く血統とも言えますがね。ちょっと違うのは血筋っていうのは体的で、混って混血することがありますが、霊統のほうは歴然としていて、混るということは絶対ないんです。混血っていうのはあるけれども、混霊っていうのはないんです。日本人の霊統には三つあるんですが、この三つが火、水、土になるんですね。火が大和民族、水が韓民族、それから土が支那民族になります。で、日本には支那、朝鮮系の人のほうがずっと多いんです。本当の大和民族っていうのはごくわずかなんですね。そしていままでは大和民族は割合下になっていて、そうでないのが上に行ってたんです。ところが、今度昼間になるとみんな決まるところに決まるんですが、これを時所位を得るって言うんです。それからもう一つは仏滅ですね。仏っていうのは神様の化身ですからね。神様ってのは昼間の働きをされるもんなんです。ところがいままでは霊界が夜であり、昼の働きができないから仏になっておられたんです。だから昼になるにつれて本当の働きに帰られるわけですね。これはそういう宗教的な面でも言えるんですが、物質的、現象的に言ってもそういう大転換、文化の大転換が行なわれるんです。昼の世界になれば戦争なんかなくなりますしね。ちょうどいまが転換期の焦点に入ってきてるわけです。

「『御光話録』八号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年05月30日