昭和二十四年五月二十五日 講話(8) 地天04 「妙智之光」

〔 質問者 〕憑依霊は副霊の働きの強いときに憑依するでしょうか。また憑依する霊は先祖に関係あるでしょうか。

【 明主様 】 副霊が憑いている肉体へ別の副霊が憑くべく入ろうとして争うことがある。その際、憑依霊同士が戦うので、人間のほうはクラクラしたり、煩悶状態になるものである。そして前住の副霊が後入より弱いときは後の霊が勝つことがあるが、それは一時的で、長い間にはやはり先住の副霊が勝つのである。

 先に墓地に接近すると必ず病床に寝る人があったが、これは死霊が憑くのである。またある松の下を通ると必ず死にたくなる所があった。これも縊死の死霊が憑くのである。狐などは臨時に憑いて人を殺したり悪事をさしたりすることが多いのである。そういうことのうまいほど、かれらの仲間で幅をきくのである。祖霊は人間になにか伝えるときなどたいていは狐に委託するものである。

「『地上天国』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p」 昭和24年05月25日