昭和二十四年五月二十五日 講話(20) 地天04 「妙智之光」

〔 質問者 〕過去の宗教でなぜ霊は救われなかったのですか。

【 明主様 】 ぜんぜん救われなかったのでなく、救われ方が微弱であった。というのは過去の宗教には力が薄かったからで、それは夜の世界のためであった。夜は月の光だからである。しかし闇の中にある人間が月光に浴したのでありがたいと思っていた。ところが今度の私の救いは太陽の光で、太陽は月の六〇倍の力がある。そのくらいの違いがあると思ってよい。いままでの教えは月の光だからはっきりしない。今度の『信仰雑話』ははっきりしている。これを読んでも判るようにごくわずかの言葉で浩瀚な経文と同じことが判る。だからいままでは霊界へ行っても寂光の浄土に救われ
た。寂光とは月の光である。太陽の光なら陽光である。

「『地上天国』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p」 昭和24年05月25日