昭和二十四年五月二十五日 講話(10) 地天04 「妙智之光」

 〔 質問者 〕現在の哲学が唯物史観的立場にある以上、迷学というべきではないでしょうか。

【 明主様 】 哲学は本来唯物史観的であって、その一歩上が宗教である。つまり科学と宗教の中間が哲学で、どちらかと言えば唯物のほうに近いものである。だから哲学には疑問が多く結論がない。それで哲学へ入ると迷いが深くなる。要するに哲学は疑問を並べたものである。故に哲学は一種の参考としてみるのはよいが、それによって万事解決しようとしても駄目である。そうでないと懐疑に陥りやすい。

「『地上天国』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p」 昭和24年05月25日