昭和二十四年五月三日 講話(6) 光録10

〔 質問者 〕当年二一歳の女性、一二歳のとき盲腸炎の手術をしましたが、結果悪く、三年間に四回手術をなしその後ときどきに痛みます。「結婚して妊娠すればお産の際たいへんだ」と医師は申しますが、結婚しても影響ないものでしょうか。

 ただ、盲腸の手術だけとすれば影響はありませんよ。たびたび手術したっていうのは、手術した口が塞がらないために、膿が口から出るんで、何回もやったんでしょうからね。そこがすっかり治ってしまえば差し支えありません。妊娠は子宮が膨脹するんだし、盲腸の手術は虫様突起をとるんですからなにも関係はないわけです。ただしかし、手術した傷が固まらない、なまの間は、妊娠すると口が開きますからいけません。口がしっかり塞がって、くっつくくらいになって二、三年も経てば差し支えありませんよ。これは一二歳のとき手術していま二一歳だから大丈夫ですよ。

「『御光話録』十号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年05月03日