昭和二十四年四月二十三日 御垂示(9) 光録06

  〔 質問者 〕人相学上短命と言われた病人が、御浄霊により救われた場合、その人の寿命はやはり短いのでしょうか。

【 明主様 】だから、私は本に書いたでしょう。「この信仰は寿命を延ばすことができるからたいしたもんだ」って。これは他にはありませんよ。まったく、これはたいへんなことなんです。ただね、こういうことは知っておかなければならない。一度、もうぜんぜん駄目だと言われた人がこちらによって生き延びた場合、その人の命は前のものと違うんです。私有財産ではなくなるんです。神様が必要があって寿命を延ばされたんだから、神様のお役に立つ仕事をしないといけない。このようにして救われた人が、また金儲けだとかなんだとかいい加減なことをやり始めると、その人はきっと駄目になります。以前に鉱山をやっていた人で、心臓が駄目になって死にかけたとき御浄霊ですっかりよくなった。すると、また鉱山のほうに夢中になり始めたので、治してやった人がいろいろ言いきかせたけれどもどうしても聞き入れない。そのうちにすぐまた死んでしまったということがありましたがね。これは大切なことです。

「『御光話録』六号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p106」 昭和24年04月23日