昭和二十四年四月二十三日 御垂示(16) 光録06

〔 質問者 〕霊媒は霊のエーテルの濃度が濃いとのお言葉でございますが、霊のエーテルの濃度とはなんのことでしょうか。

【 明主様 】この濃度ってのはつまり霊力の濃い薄いを言うんです。執着やなにかの濃いのは曇りだけど、これと違って霊の濃い薄いが非常にあるんですよ。人間でも印象の強い、迫力のある人は霊が濃いし、いてもいなくても判らぬような、迫力のない人は霊が薄いんです。しかし、どっちがいい悪いってことは言えませんがね。この特に霊の濃い人から霊がそれをもらうんですね。すると霊に力がついて活動できるようになる。これが霊媒の役目ですね。西洋のことですが、一尺平方くらいの窓があってね、仮に私なら私が「私の祖先に会いたい」と言うとね、その祖先が窓から顔を出すんですが、それがだれにも見えるんです。この霊媒なんかは非常に霊力が強いんですね。(ここで、ロンドンタイムズ社長ノースクリフ卿のお話『御光話録』二号[第一巻三四一-三四二頁]参照)このノースクリフ卿なんてのもそれだけのことをやるんだから霊力が強いんですね。

「『御光話録』六号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p109~110」 昭和24年04月23日