〔 質問者 〕印形や墓相によって人間の運命が左右されると聞きますが事実でしょうか。
【 明主様 】印形とか墓相とかいうものはそうとうあたるものである。印を見るとその人の性格がよく表われている。従ってその性格通りの世渡りをするから、運命もそれに伴う道理である。墓石は違う。墓石は祖先と子孫を繋ぐもので、言わば霊界と現界の楔<くさび>のようなものであるから重要なもので、墓石は墓石としての法則がある以上、それに外れ、法にかなわないときは、運命にまで影響するのである。
〔 質問者 〕銀杏の木は在家に樹<うえ>てても良いものですか。
【 明主様 】銀杏の木はよく神社とかお寺に限るように言っているが、そんなことはない。在家へ樹てても差し支えない。
銀杏はふつうの木とはちょっと異い神秘の木である。銀杏の木には霊が憑りやすい。実の汁は霊が好むのである。銀杏を倒すとよく崇ると言うが、それは霊が憑いているからである。故に切り倒す場合手続きをすればよい。ノアの洪水のとき残ったのは銀杏の木だけだったという伝説がある。
〔 質問者 〕銀杏の木を切ったら一里四方くらい実がならなかったが(男の銀杏の木)いかなるわけでしょうか。
【 明主様 】これは銀杏の木だったに違いない。そのためその枝になる他の銀杏もおのずからそうなったので、霊的に繋がっているのである。実に神秘の木である。松も柳も神秘である。古い銀杏ほど霊が憑る。三十三間堂柳の由来のごときも、憑依していた龍神の霊である。松は男龍、柳は女龍ということになっている。かつて宝山荘の入口に右に松があったので、私は左に柳を植えたがこれは男龍女龍の意味である。松も柳も皮が龍の鱗に似ている。
「『地上天国』三号,岡田茂吉全集講話篇第三巻p27~p28」 昭和24年04月20日