昭和二十四年四月十三日 講話(7) 光録07

〔 質問者 〕御堂を作ってその中に墓石を入れると一家死に絶えると申しますがいかがでしょうか。

 それはあるでしょうね、墓は雨ざらしでいいんです。だから、ちょっと考えるとよく祀ったほうが霊が喜ぶと思われますがね、本当はそうではないんです。また、神様と並べられても祖霊は苦しいんです。よくされるとかえって苦しいんですね。ちょうど地獄からいきなり天国に上げられたようなもんですからね、眩くて苦しくてとうていいられないんで、そこを逃げ出してしまうんです。まあ、糞溜の蛆虫を床の間に上げたようなもんでね、(笑声) どうしても一段一段上げないとね、本当じゃないんです。そこで御堂の中に墓を祀るってことは間違ってるんです。御堂ってのは神様を祀ることにきまってるんですからね。やっぱり墓石は雨ざらしでいいんですよ。

「『御光話録』七号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年04月13日