昭和二十四年三月十三日 御講話(13) 光録05

〔 質問者 〕真神霊、一霊四魂につき御教示をお願い申し上げます。

 これはよく聞かれますがね、四魂とは荒魂、奇魂、幸魂、和魂の四つですが、荒魂とは勇気です。よくいけば勇気ですが、悪くいけば強盗なんかそうですね。奇魂っていうのは智慧ですね。智慧にもいいのと悪いのとある。勿論叡智でなければいけません。奸智や才智はよくないですね。幸魂は慈悲ですね。人を幸せにする気持ちです。和魂というのは人と親しむ、まあ怒らないことですね。人間はこれが平均して働けばいいんですが、この四つが完全に備わっていればたいしたものです。そんな人はまずないですね。せいぜい三魂か二魂、まあふつうは一つがやっとでしょうね。

「『御光話録』五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年03月13日