昭和二十四年三月八日 御講話(2) 光録05

 〔 質問者 〕流行性感冒が流行しているようですが、これは黴菌によって誘発されるのでしょうか。

 黴菌ではありませんね。医者のほうでは濾過性の黴菌と言ってますが、濾過性とは見えない黴菌ということなんですがこれは滑稽ですよ。ところが先方では神様の御力は見えないという。だから同じことですよ、どっちも見えないものを信じているんだから。(爆笑)

 顕微鏡で見える黴菌といえども生物であるからには食物を食ってる。その食物は動物の体内の毒血の中のさらに小さい黴菌です。……だから、顕微鏡で見えるのは黴菌の中のデカブツですよ。(笑声) で、小さいのはどこまでもある。だからそんな小さいのはないと考えてもいいんです。宇宙でもそうで、無限でしょう。同じことで、大も小も無限です。

 流感も浄化ですね。世界があまり曇ると掃除が起るんです。殊に戦争のあとは曇りが多いから浄化するんです。曇ると浄化が起るようにちゃんとできているんです。一つの原則としてそう作られている。ちょうど人間でも腹に汚物が溜まれば糞尿として出るのと同じです。

「『御光話録』五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年03月08日