〔 質問者 〕自己の行に対しては専ら小乗的に律し、他人に対しては大乗的に行くべきが本当でしょうか。
【 明主様 】これは大いなる誤りである。大乗的といえば自分も他人もあらゆることに大乗的でなくてはならぬ。自分を小乗的に律するときはそのため自分自身が拘束され、働きが狭まり力が出ぬ。
戒律などは小乗的なもので狭い。こうしてはならぬ、ああしなくてはならぬと限界を作ると進歩発展ができぬ。要するになにをしても良いという具合でいて、おのずからすべてに渉って法に外れず道にかなうようでなくてはならない。
「『地上天国2号』, 岡田茂吉全集講話篇第三巻p15」 昭和24年03月01日