昭和二十四年二月二十八日 御講話(3) 光録04

〔 質問者 〕自由主義の世の中になり、婦人の社会進出が目覚しくなってまいりましたが、その正しい在り方についてお伺い申し上げます。

 婦人が社会に出て働くのもいいし、家に在るのもいい。しかし、原則は家庭に在って子供をたくさん生んで、立派に育てることが本来の使命です。ところが、いままでは女性の権利を認めなさすぎたため不公平だった。で、その不公平を改めようとするのが婦人解放運動ですが、これは当然ですね。女性が外へ出て働くことも必要ですがこれは少なくていい。だからあまり片寄りすぎてはいけないのです。女性の中の一部の人々が社会へ出て、その中の一部の人が代議士などになればいいんです。

「『御光話録』四号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p」 昭和24年02月28日