昭和二十四年二月二十八日 御講話(11) 光録04

〔 質問者 〕三四歳の女、食事のときだれかが自分のごはんに唾を吐くと言って一粒一粒捨てたり、手拭でふきながら食べたりします。その「だれ」かに「別の茶碗で食べろ」と言っても駄目らしく、御浄霊は二〇回くらいいたしましたがあまり変化がありません。いかがでございましょうか。

 これは霊ですよ、食物の怨みの霊が来てるんです。こういうのは治りますがね。そんなに手数はかからないんだが……しかし精神病の一歩前ですね。以前狐憑きの人で、物を食べようとすると耳許で「その中には毒が入っている。食べると死ぬぞ」と言われびっくりしてよしてしまう。蕎麦屋へ行ってもそうだし、寿司屋へ行っても同じで、どこへ行っても食べられずぐるぐるまわっていた人がありました。で、私は「あんたは狐に騙されているんだから、騙されるもんか、と思いなさい」と教えながら浄霊したらだんだんよくなりました。だから、そういうことを話して御浄霊してあげなさい。だいたい右側の延髄と前頭部が大事です。

「『御光話録』四号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年02月28日