昭和二十四年二月一日 実生News二月 (2)

〔 質問者 〕蜃気楼、不知火、オーロラ、虹についてお教えください。

 蜃気楼は北陸地方の魚津の海岸のが一番有名である。ここでは海を隔った朝鮮の風景が「きりぶすま」に写るのである。

 不知火は、ある説によると神武天皇が日本平定の砌、古文書、器物など重要なものを不知火の海へ棄てた。それを龍神が守護していて、その龍神がときどき浮いてくるときに海が燃えると言うのである。そのことの真偽は別として、そのときに特に重要な文書、器物を抱いて越前に逃れ、のち、茨城県磯原にひそんで代々守り続けたという事実がある。その家は現在天津教の竹内巨麿という人の家で、この方は武内宿禰六六代の子孫と言われている。

 オーロラは、北は気多、霊が濃いとされています。その霊が特に濃いときに太陽の光線が反射して現われるのです。

 虹は水蒸気が濃いため太陽の光線が反射して現われるもので別に霊的に意味はない。

「実生分会『実生分会ニュース』二月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年02月01日