昭和二十四年二月一日 実生News二月 (16)

〔 質問者 〕位牌に何々家先祖代々とか、代々霊、代々之霊、代々之霊位、代々之精霊とかいろいろありますが、いずれが一番正しいのでしょうか。また過去帖だけで位牌のない家、または繰位牌の家がありますが、これはいかがでしょうか。

 いずれもたいして問題はないが、常識的に言えば、代々之霊位がよい。過去帖、繰位牌は位牌を作るべきである。だいたいある物の使命、用途を考えるべきで、過去帖は元来祖先の戒名や命日を忘れぬために記録してあるもので、供養の対象ではない。供養のために位牌があるので、それに祖霊がお憑りになるのである。繰位牌も感心せぬ。

実生分会『実生分会ニュース』三月号、昭和二四年三月一日
ご存じですか

「実生分会『実生分会ニュース』二月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年02月01日