昭和二十四年一月三十一日 高天会報創 「大先生御教え」 (3)

〔 質問者 〕潮の満干が人間の生死に関係するわけについて御教えを賜りとうございます。

 潮の満干は月の引力によって起るので月の引力とは日の呼吸作用である。月も一日一回ずつ呼吸するわけである。太陽は人間の霊の本であり、人間の体の本は月である。

 故に胃、肝、腸、腎というように人体内の機能の大方は月の字が入っている。

 ただ心臓の心は月がない。これは太陽から火素を吸収する器官だからである。心臓の心の字の右の点を左へおけば火となるのもおもしろい。

 かくのごとく人間の肉体は月と密接な関係があり、月の霊線は肉体と繋がっているので、月の呼吸が人間の生死に関係するのである。

「高天分会『会報』創刊号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年01月31日