昭和二十四年一月八日 御講話(20) 光録03

〔 質問者 〕人が死亡したとき、北枕にし、かつ枕元に刃物などを置くのはなぜでしょうか。

【 明主様 】 これは魔除けで、悪霊が刃物を嫌って近寄らないように置くのです。しかしたいしたことはないから置いても置かなくてもどっちでもいいです。ただ、刃物によっては……例えば名人の作った刀などは霊が強くついていて力があるから、置くのはいいですね。北枕にするのは、北というのは霊気が強いのです。磁石が北を向くのもそのためです。そして北は霊で南は体だから、死んだ人の霊は北へ行くべきです。従って霊が頭から抜けて北へ行くようにという意味で北枕にするのです。私は北枕が好きでよくします、が、死んだときするのだからよしなさい、と言われますが、そんならもう死なないから大丈夫だ、と言って笑うんですよ。(笑声)

「『御光話録』三号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年01月08日