昭和二十三年十二月二十八日 御講話(4) 光録(補)

〔 質問者 〕透視術は信用できましょうか。

 これは信用できます。予言なんかは信用できませんが……第一、信用できますかと聞くのがおかしい。

 〔 質問者 〕ある会員が私に高尾山の天狗がついてると申しましたが……

 それは透視ではなく霊視です。透視というのはこの煙草の箱の中に何本煙草が入ってるかを中を見ないで当てることです。あるいは「あなたは昨日私の家から帰るときにどこを通り、どこを曲がって帰ったでしょう」というふうなことを当てるのが透視です。人になんの霊がついてるかということを当てるのは術ではなく霊視です。これは確実に当たることもあるし当たらぬこともある、が、ぜんぜんでたらめではないんです。透視は習うとだれでもできますよ。
十二、三歳ごろから仕込むと青年になるころはかなり能力ができます。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年12月28日