〔 質問者 〕ある会員が私には高尾山の天狗がついてると申しましたが……
それは透視ではなく霊視です。透視というのは、例えばこの煙草入れの中に煙草が何本入っているかということを中を見ないで当てることです。あるいは「あなたは昨日、私の家から帰るときにどこを通りどこを曲がって帰ったでしょう」というふうなことを当てるのが透視です。人になんの霊がついているかを当てるのは術ではなく、霊視です。これは確実に当たることもあるし当たらぬこともある。が、ぜんぜんでたらめではないんです。透視はだれでも習えばできますよ。十二、三歳のころから仕込むと青年になるころはかなり能力ができます。
「『御光話録』二号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和24年01月08日