昭和二十三年十二月二十八日御講話(15) 光録02

 〔 質問者 〕死産、流産にはなにか特殊な霊的な意味がございましょうか。

 これはありますね。ふつうは体的な原因が多い。一番多いのはおなかに固まりがあることです。腹の皮が厚いと産めないとよく言われるけれど、これは腹膜に尿毒が溜まっていて横に拡がらないので、力が下へ加わる。それで流産するのです。だから子宮が充分拡がれば絶対流産はしません。それに反して力が上に働くのが悪阻です。だから悪阻のときは臍と鳩尾の中間をやってあげればよい。子宮前屈や後屈も毒の塊りのためです。それから腹の皮膚によって健康、不健康を判断するのはそうとう熟練を要しますね。……死産は霊的にはその女に対するだれかの怨霊が憑いて産ませまいとすることもあります。また体的には薬毒で、薬毒が子宮の所へ集まるため胎児が発育できなくなるのです。だから死産は田舎の人には比較的少ないのです。

「御光話録』二号、岡田茂吉全集講話篇第一巻」 昭和24年01月08日