昭和二十三年十二月二十八日御講話(1) 光録02

 〔 質問者 〕日本観音教と五六七教との関係、および仏教、キリスト教と対比した場合の名称についてお伺い申し上げます。

【 明主様 】日本観音教と言いますが、この「教」というのはあまりよくない、お説教という意味になるから。しかしふつうは「金光教」とか「大本教」とかいうように、ほかにいいのがないので「教」としているのです。五六七教は渋井がいままで五六七会長としてやってきたが、あの人が十のうち六、七の成績を挙げている。他の会は全部寄せても三くらいで「ケタ」が違いすぎる。従って観音教団の中では活動しにくい。思う通りにやりたいというので、一応もっともだと思って別にしたんです。

 〔 質問者 〕別派と考えてよろしゅうございましょうか?

【 明主様 】ええ別派です。が、五六七も観音も元は一つです。キリスト教にだってカトリックもあればプロテスタントもある、これと同じです。観音様が縦なら五六七は横と思えばよい。結べば一つなんだから。もう少したったらまた分派ができるかもしれないし、またその先は一つになるかもしれません。名称だってそうですよ、時勢に応じていろいろに変わるんです。

「『御光話録』二号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p344~345」 昭和24年01月08日