昭和二十三年十二月十八日 御講話(2) 光録(補)

〔 質問者 〕ある教導師が誠意をもって御浄霊いたしましても患者が死亡してしまった場合、それは寿命か、不自然死か、また不自然死ならばその患者の罪かまたは教導師の無経験ないし不徳のためかはどのように判断いたすべきでしょうか。

 これは患者に責任があります。救わるべき資格がないのです。教導師が頭がよければ急所も発見できるが、患者に罪があるとこっちの頭も働かず、急所の発見もできなくて死んでしまうのです。……人から騙されるということも、騙すほうが悪いというのは半分です。騙されたほうも騙されるだけの曇りがあるのです。そしてむしろ騙されることにより曇りが除かれるのです。……治り難いということだって同じです。……また、誠意だけでも駄目です。やはり智慧証覚が必要です。両方なければ駄目ですね。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年12月18日