〔 質問者 〕ある教導師が誠意をもって御浄霊いたしましても患者が死亡してしまった場合、それは寿命か不自然死か、不自然死ならばその患者の罪か、または教導師の無経験ないし不徳のためかは、どのように判断いたすべきでございましょうか。
これは患者に責任があります。救わるべき資格がないのです。教導師が頭がよければ急所も発見できるが患者に罪があるとこっちの頭も働かず急所の発見もできなくて死んでしまうのです。人から騙されるということも騙すほうが悪いというのは半分です。騙されるほうも騙されるだけの曇りがある。そしてむしろ騙されることにより曇りが除かれるのです。……治り難いということだって同じです。……また誠意だけでも駄目です。やはり智慧証覚が必要です。両方なければ駄目ですね。
「『御光話録』二号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和24年01月08日