昭和二十三年十二月十八日 御講話(14) 光録(補)

〔 質問者 〕降霊会のとき暗くするのなぜでしょうか。

 明るくては霊の活動ができないのです。……明るくて活動できないのは邪神です。……邪神とまで言えなくても、正神でも邪神でもないのもたくさんあるのです。

 〔 質問者 〕死後一〇〇日くらいの霊の顔が表われ「これは霊が向上し浄化しているからだ」と申しますが反対ではないでしょうか。

 これは反対で、浄化してないから顔が表われるのです。霊の正邪を見分けるのは審神者がしっかりしてないと危い。人間に霊が憑きやすい。こういうのは外道です。降霊会は英国ですこぶるさかんです。あれは大いにやったほうがいいですね。

 〔 質問者 〕先日ラジオでだいぶ非難しておりましたが……

 あれはあんなふうに霊のことを鼻であしらうことをもって文化人らしく見えるという迷信にとらわれているのであって、問題になりません。英国の会で、新聞経営者のノースクリフの霊が出てメガホンを通していろいろと話をした。
で、編集長が会ってみたところ、どこにどういう原稿があるとか、なにはどうしろとか指図をした。はたしてその言われた通りに原稿などもあり、いよいよ新聞社がうまく行ったのでノースクリフは死んでから新聞経営をやったと言われるんです。

 〔 質問者 〕霊を呼び出しますと、霊の霊界での修行の邪魔になることは?

 それは別にありません。ふつう出る霊は八衢程度で、地獄の霊も天国の霊も出ませんから。

 〔 質問者 〕よく何千年前の霊とか神が出るとか申しますが……

 あれはマユツバものですよ。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年12月18日