昭和二十三年十二月十八日 御講話(1) 光録(補)

〔 質問者 〕時節柄、政治、戦争、大浄化などについて、大先生様よりお言葉はいただけないことと存じますが、さらに御指導をいただくには適当な時期および場所を得てお伺い申し上ぐべきでしょうか。あるいは平常この席でうけたまわっている程度を承知させていただけばよろしいでしょうか。

 ここで言ったことだけでいいです。第一他のときに特別な人だけに話をすると不公平になります。「あの人に話して俺には知らせてくれない」なんて言われますから。それに神様には秘密がない。神様はだれの前でも、いかなる人でも話のできるべきですから。……智慧証覚の進んだ人なら私の言葉の奥も判るはずです。そこまで行ってない人は言葉通りしか判らず、ボンクラは言葉の半分くらい、もっと「ボンクラ」なら三分の一や五分の一くらいしか判らない。だから言葉の奥まで判るようになることが必要なんです。大浄化が来て浄められればきれいになるのです。それは体の浄化……と同じことです。だんだん転換して昼の世界になるにつれて、徹底した大浄化が来て、政治なんかもよくなり、「善の政治」になります。「善の政治」とはなにかということは智慧証覚があれば判るでしょう……

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、19481218、岡田茂吉全集講話篇第一巻p553」 昭和23年12月18日