昭和二十三年十二月八日 御講話(4) 光録(補)

 〔 質問者 〕世間ではよく弁財天や稲荷などを自分の守護神とする人がありますが、これは信頼できましょうか。また、これらの守護神は、本、副ならびに正守護神とどのような関係にあるのでございましょうか。

【 明主様 】 これは信頼できます。そしてその守護神にお願いすれば御利益を授けないわけにゆかないのです。御利益を授けないと本分を尽くさぬことになるのです。しかしだいたい力はないから負けてしまいます。これは正副守護神とは別であって、正守護神に力を増してくれたり、副守護神に命令を下したりはしてくれます。だから守護神といっても間接的守護神です。豊川稲荷では守護神をいただくということがありますが、これはやはり御守りですが、結局狐の眷族がつくのです。眷族なんかは何万、何十万あるか判りませんからそれが言うことをきいてくれるのです。しかし例えば芸者がその旦那に会えるようにといった低級な願いをかなえてくれるのです。正神系の神様は決してくだらない願い事はかなえません。これらの守護神は体についています、まア居候ですね。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年12月08日