昭和二十三年十二月八日御講話(11) 光録02

 〔 質問者 〕夫婦、 親子などの間で、ある人が他の人の犠牲になることがよくありますが、このような「人間関係の犠牲」ということはどのように判断いたすべきでございましょうか。

 ちょっと抽象的で判りにくいが……

 〔 質問者 〕生活能力もなく頼りにならぬ夫に永い間仕えた妻がついに耐えられなくて別れてしまったという場合でございますが……

 それはね、その妻に犠牲になるだけの罪があるのです。だからある時期まで待つべきです。我慢して待っていれば自然に神様が主人と別れるようにしてくれるのです。その場合、信仰心があるとその間の苦しみも軽いし、またその時期も早く来るのです。

「『御光話録』二号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和24年01月08日