昭和二十三年十一月八日 御講話(9) 光録(補)

 〔 質問者 〕『聖書』の中には七の数字がよく出てまいりますがどんな意味でしょうか。

 七は完成の意味です。言霊でもナナ、ナリ、ナルなど、できあがることです。だいたい『聖書』に限らず一は初め独一真神、二は陰陽、子が生まれて三、四は四方へ広がる、そこへ熱、火ができる五、火によって氷がとけ水になる
六、今度は土ができて完成するのです。だからキリスト教では七日目に創生されたというわけから七日目を安息日としているのです。これは本当です。それから八は開ける、九は「つくし」極点です。十は経緯結ぶことでこれが本当の完成です。いまは九の世で、これから経緯すなわち東西文化の融合をするのが観音教団の仕事なのです。十一は結んで始まる。二十一世紀というのは経緯が結んで始まる世紀になるわけです。二十で王となりその上に最高の神様がお乗りになって世界を御経綸になるのです。また七は土が本当で片仮名の「ナ」も土になるのです。

 〔 質問者 〕ア行以下カサ……ラワの各行と、数字一、二……九、一〇との関係について……

 ア行は基音でありまた霊になるのです。物質的な働きはないが音としては最高です。例えばタカアマハラ、アタマなどです。以下は前の答えで判るでしょう。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃),岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年11月08日