〔 質問者 〕『聖書』の中には七の数字がよく出てまいりますが、いかなる意味でしょうか?
【 明主様 】七は完成の意味です。言霊でも「ナリナル」などと、できあがることです。だいたい『聖書』に限らず、一は初め、独一真神、二は陰陽、そこへ子が生まれて三、四は四方へ拡がる。そこへ熱、火ができる……五、火によって氷が溶け水になる……六、今度は土ができて完成するのです……七、だからキリスト教では七日目に創成されたというわけで、七日目を安息日としているのです。これは本当です。それから八は開ける、九は「つくし」といって極点です。十は経緯結ぶことでこれが本当の完成です。いまは九の世でありこれから経緯すなわち東西文化を融合するのが観音教団の仕事なのです。みんながつけているバッジの〇に十はそれを表わしているのです。十一は結んで始まる、二十一世紀というのは経緯が結んで始まる世紀というわけです。二十で王となり、その上に最高の神様がお乗りになって世界を御経綸になるのです。また、七は土が本当で片仮名の「ナ」も土になるのです。……「ア行」は基音といって基本でありまた霊になるのです。従って「ア行」には物質的な働きはないが、音としては最高です。例えば「タカアマハラ」、「アタマ」などです。
「『御光話録』一号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p306~307」 昭和23年12月08日