昭和二十三年十一月八日(6) 御講話 光録01

 〔 質問者 〕『信仰雑話』中に「夏暑いのは地球が息を吐くためである」と拝見いたしますが、
 (一)赤道の南北で夏冬が反対になること、
 (二)赤道地帯が常に暑いこと、についてお伺い申し上げます。

【 明主様 】反対になるのは上下になるからで、地球の息、すなわち地霊は縦に上下するから、従ってそれから遠い南北の極は寒いのです。

 〔 質問者 〕ふつうは南北の極を結んで地軸と申しますが……?

【 明主様 】それは考え方の違いですが、南北の極は両横と考え、また霊気は赤道の面を上下していると考えたらよい。……地霊が出るときは晴で吸うときは雨です。これを気象上は高気圧、低気圧といっているのです。……日が長いとか短いとかいうがこれは太陽が地球の中心、赤道の面に沿ってまわる時日が長く、端になると短くなるのです。……いまは学者は地動説を唱えてますが、これは嘘で不動説が本当です。天動説はキリスト教から出ているのですが、初めてガリレオが地動説を唱えたとき異端として獄に投ぜられ拷問にかけられようとしたが、もう七十いくつの年なのでそれは免れたということです。このころは封建的だったのですね。

 〔 質問者 〕不動説ということは、大先生様のみご存じのことでしょうか?

【 明主様 】ええ、まあ一人だけでしょうね。

「『御光話録』一号、岡田茂吉全集講話篇第一巻p305 」 昭和23年12月08日