昭和二十三年十一月八日 御講話(4) 光録(補)

〔 質問者 〕お地蔵様をいままで祀っていた人が、それをそのままにして引っ越したあとへ移り住む場合、いかが処分したらよろしいでしょうか。

 やはり祀って上げたほうがよい。たいへんな功徳です。祀るといってもお花を絶やさぬように上げ、またときにはごはんを上げるくらいでよろしい。移り住む人が嫌ったらあなたの所へ持ってきて祀ったらいいじゃありませんか。その家の人が納得すれば勿論その家のほうがよろしいです。

 〔 質問者 〕よく頭が落ちたりしているのも見うけますが。

 ええ、あまりひどくいたんでいるのなら治したらいいですね。無理に鼻を削ったりしたら罰があたるかもしれませんが治すのは結構です。やはりいままで祀られていたのなら祀るべきであって、祀らないとなにか祀ってもらいたいための知らせをするかもしれません。祀る位置は多少違ってもかまいません。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年11月08日