〔 質問者 〕片仮名、平仮名、漢字の起原とその働きおよび最近小学校で片仮名を教えず、また漢字制限をしている理由についてお伺い申し上げます。
漢字は一番古く、次は片仮名、一番新しいのは平仮名です。また漢字は体で仮名が霊です。だからぜんぜん漢字をなくして仮名文にしてしまうのはいけない。言霊を表わすのは仮名ですから姓名判断でもいままでのは言霊の音は研究されてない。字を見た感じとか画数、陰陽または五行で判断するが、先生によってもいろいろ違い、例えば大森の熊崎ケイゴという人は六を六画、五を五画としていました。絵なんかでは墨絵は霊で彩色は体であり、また書は霊で絵は体になります。漢字制限はいいですよ。必要のない字まで憶えることはいりません。しかし片仮名はいりますね。英語なんか書くのはやはり片仮名でなければ「とるーまん」では感じが出ませんね。片仮名は霊であり、男、火、直ですが、平仮名は体であり、女、水、曲です。平仮名の画は「い」は二画、「ろ」は一画です。
「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年11月08日