昭和二十三年十月二十八日 御講話(7) 光録(補)

 〔 質問者 〕八大龍王について
(一)特に龍神になられ日本近海に封じられた御因縁
(二)現在のお働き
(三)「八人男と女唯一柱の神御霊とならせ此土に伊都能売之神」との御讃歌の意味
(四)鳴門海峡にもどなたかお鎮まりだったのでしょうか。

 八大龍王は日本の神ですから、日本の近海に鎮まっていて時を待った。このとき仏になろうとしてインドへ行ったが仏の働きは具合が悪いので、仏滅まで待てというわけで日本に帰って来て鎮まった。これは本当ですよ。ほかのことでも立証できます。現在は人間として働いてます。ほとんどみんな観音教団に入っていますよ。「八人男と女」は本当は九柱で九大龍王です。その中の一柱が伊都能売大神です。この神は私と深い因縁があり常に私を守護してくれてます。昔これが私にかかりいろいろなことを知らせてくれた。金龍は琵琶湖に潜んでおりまた富士山頂久須志神社の神です。九頭龍といっても九つの頭ではなく九体の龍です。やはり霊にも、霊と体があり、霊は富士山の木花咲耶姫尊で体は琵琶湖におり昭和四年四月二一日にここを出て天に昇ったが、そのときは大暴風雨で漁夫が四七人死んだそうで、これは当時の新聞に出たことです。殊に鳴戸に鎮まった神はない。海の神は「コトヒラワケノ尊」といって海を守護しておられる、これが金平様です。

「『御光話録』(補)(年代不詳1951頃)、19481028、岡田茂吉全集講話篇第一巻p」 昭和23年10月28日